用語の限定性

用語の限定性については、すべてのシソーラスデザイナーが避けて通れない難題です。例えば、「knowledge management softwear」は1語として表示するべきでしょうか。それとも、2語または3語でしょうか。以下が標準の述べていることです。【ANSI/NISO Z39.19.】では、『記述者は各々…提示するのは1つの概念にすべきである』と述べています。また【ISO 2788.】では『一般的な規則として、複合した意味を持つ用語は因数分解し(分けて)単純な要素とするべきである』と述べています。どうでしょう。標準は案外仕事を楽にはしてくれませんね。何が「一つの概念」を構成しているかについて、【ANSI/NISO Z39.19.】ではその決定をあなたに委ねています。一方【ISO 2788.】は『単一語にする(つまりknowledge、management、softwareとする)』と述べられておりますが、この例では、分け方が間違っている、と思いませんか。コンテキストに基づいてバランスを算定しなければならず、特に重要なのはサイトのサイズです。コンテンツのボリュームが増すに従って、精度の高い複合語を使う必要性が増してきます。そうでなければユーザーは検索するたびに(各優先語に対して)何百、何千という検索結果にヒットしてしまうのです。コンテンツの見通しもまた重要となります。例えば、雑誌「Knowledge Management」のWebサイトに取り組んでいるのであれば、「knowledge management software」 または「software (knowledge management)」のように1語にするのがよいかもしれません。また、広範なITサイトに取り組んでいるのであれば、「knowledge management」 と「software」のように個別の優先語にしたほうがよい場合も出てきそうです。